SankeiBizによると、フランスでは、太陽光バブルによる買取制度の赤字が拡大し、仏電力会社は時限爆弾を抱えているようだ。仏エネルギー規制当局の試算では、2011年の太陽光発電向け買い取り価格は、1メガワット時当たり平均546ユーロと、55ユーロ前後の電力スポット価格のほぼ10倍、再生可能エネルギー源の中では最高値となる見込みだ。09年の買い取り総額は欧州1位。発電能力は2年で10倍となった。それにより投機的太陽光パネル設置が進むが、高値買い取りの原資として電気料金に上乗せされる税収が過去2年間、普及率に追いつけず、制度は赤字の状態だ。スペインと良い、FIT制度がずさんのようだ。日本ではそんな風にならないようにして欲しい。