経済産業省は、太陽光発電システムによって生まれた余剰電力の買い取り制度における、2011年度の買い取り価格を発表した。2011年4月から適用される新しい買い取り価格は、定格出力が10kW未満の住宅用が42円/kWh(これまでは48円/kWh)、10kW以上の非住宅用が40円/kWh(同24円/kWh)である。
太陽光発電システムに加えて他の自家発電システムを設置する、いわゆる「ダブル発電」の場合は、住宅用の価格が34円/kWh(同39円/kWh)、非住宅用が32円/kWh(同20円/kWh)となる。
これらの買い取り価格は少なくとも2011年度中は維持され、しかも期間中の契約申し込み者には10年間適用される。
今回は、住宅用での買い取り価格が引き下げられた一方で、非住宅用での買い取り価格が大きく値上げされた。ただし、非住宅用での40円/kWhでの買い取りには、(1)「新エネルギー等導入加速化支援対策費補助金」を受給していないこと、(2)2011年度中に太陽光発電システムが新たに設置されること、が条件となる。
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