確かにわかるが、この本はこれから太陽光発電ビジネスを始めようとする人、あるいは初歩の営業マン向けの本だ。現に、太陽光発電のサイドビジネスなども紹介されている。けれども、あくまでも基本が書いてあるだけなので、「帯に短したすきに長し」だ。
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著者の文章は非常に参考になる。だから発電マンの太陽光塾のサイトをリンク先として紹介している。是非とも読んで欲しいサイトだ。この本は、まえがきに書いてあるとおり「専門用語や難しい公式を出来るだけ避け、日常用語」で書かれている。文章も縦書きである。太陽光発電の落とし穴や工務店の選び方など顧客本位で書かれている。これから設置を考えている人に必読の1冊だ。
さすが、NEWTON。何故太陽光線で発熱するかが詳しく書いてある。しかし、私にはよくわからなかった。そこは飛ばせばよい。買い取り制度に関しては必読に値する。ドイツの制度との比較などが書いてある。また、日本で初めて住宅用太陽光発電システムを設置した太陽光発 電技術組合理事長の桑野幸徳氏も参考になる。
名古屋市図書館で、上の本を借りてきた。図書館全体で7冊くらい所蔵しているが、誰も借りていなくてすぐ入手できた。全体の2/3は設置者のドラマ。猛者たちの情熱が語られている。自分で家を造り、太陽光も自分で設置した人、太陽追尾型を設置した人、農地に太陽光パネルを設置したい固めにまず農業を始め農地を借り、太陽光パネルを設置した人など、それぞれの自慢話が語られている。
著者はクリーンエネルギークラブ、通称セルク。東京都内と神奈川県内で太陽光発電を設置した仲間で構成した団体。参加している発電所は100を超える。10年間の発電結果を10例にわたって公表しており、その点では他の本とは違い、非常に面白く参考になる。