マイコミ新書、「太陽光発電は本当にトクなのか?」を読んだ。タイトルからしてもっと下世話な損得勘定の本をイメージしていたが、違っていた。著者は、不動産が専門。従って、本の内容もその視点から記述してある。
この本の読者に一番ふさわしい層は、これから新築住宅を建て、太陽光発電システムを設置したいという人だ。様々な税制優遇制度や金利を紹介してある。また、リフォームをしてその時に太陽光発電システムを設置しようという人にも良いと思う。それ以外の人にはあまり有意義な情報ないと思う。補助金の情報や何年で元が取れるかなどの情報は、他からの引用が目立つ。また、標準的な3kWのパネルの重量を60kg~90kgと明らかな間違いがある(普通230kg前後)。
と言うわけで、タイトルのままのイメージを持って購入すると失敗すると思う。ただ、前述したように、不動産関係の視点から記述した本は過去にないので、その点から考えれば、新築住宅を建て太陽光もという人には必読の本である。優遇税制は期限付きであるため、該当する人は一刻も早く読むべきだと思う。
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