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最近読んだ本にスイスジュネーブ州の電力事情が書いてあった。少しそれについて紹介したい。
元の記事は『朝日新聞』の今日(平成22年2月22日)の朝刊に紹介されていたようだ。2002年から顧客が電力源を自由に選択できるサービスを開始しているそうだ。このサービスを提供しているのは州の電力をほぱ独占的に担っているジュネーブ産業公社(SIG)で、現在は

分類
スイスフラン
日本円
比率
(1)ブルー(水力)
927 80,649
82%
(2)グリーン(太陽光、

風力、バイオマス)

1109 96,483 15%
(3)ディスカバリー(

グリーン20%、ブルー

80%の組み合わせ)

949
82,563
(4)ホライズン(

グリーン40%

ブルー60%の組み合わせ)

989 86,043
(5)グレー(化石燃料)
915 79,605 3%

と言う比率になっている。電気料金は再生可能エネルギーが最も高く、化石燃料が最も安いのだが、顧客比率はブルー82%、グリーン15%、グレー3%ということで、ブルー、グリーン比率が圧倒的に高く、州民のエコ意識の高さが分かる。しかし、環境gooによると、少し事情があるようだ。記事を引用すると
「この新システムの導入については、新聞、テレビなどでも、かなり宣伝していました。ところが、ジュネーヴ州は、国際機関や多国籍企業が集まるため、外国人比率が4割、母国語がフランス語以外の人が3割もいます。宣伝も、各家庭へのお知らせも、すべてフランス語のみという点には、問題を感じますが、無回答の場合は、<青>になるので、SIGの思う通りになるかもしれません。」
というわけだ。大企業もイメージアップのためにグリーンを選択しているらしい。そういう点を差し引いても環境意識が高いのは間違いないことだ。
ジュネーブ州では原発が禁止されているので、グレーと言っても石油や天然ガスだ。しかし、スイス全体ではいまなお4割を「原発」で賄っているらしいしたがって、「原発」をやめれば電力不足に陥る恐れがある。この点、両立が課題だ。

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