太陽光発電システムはメンテナンスフリーと言われている。しかし、本当にメンテナンスフリーと言えるのだろうか?資料として、PV-Netがが記者会見した資料(PDF)を参考に紹介する。この資料では、4つの調査報告を紹介している。
(1)2001~2004NEDOの太陽光発電システム評価技術研究会の不具合報告
(2)2004新エネルギー財団(NEF)Oの「平成15年度住宅用太陽光発電導入促進事業報告書
(3)2004年NEFの「住宅用太陽光発電システム成功品質向上に関する調査委報告書」
(4)PV-Netでの故障状況実調査
その結果は驚くべき値であった。
それぞれの故障率は(1)は16.9%、(2)は9.7%、(4)は30%、(3)については「期待した程発電しない」「説明された程発電しない」が48.3%にも登る。この中で特に注目されるのが、モジュールの経年劣化の実態である。これを判断するためには、年乖離度を参考にすると良い。これで果たしてメンテナンスフリーと言えるのだろうか。まず、 設置者自身がしっかり数値を記録して、そこから少しでも異常を感じたら設置業者に科学的な資料を示しながら説明するとよい。その他こちらの資料も参考になるだろう。
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