株式会社日本エコシステムは、航空写真で太陽光発電設置の適性が診断できる「ニコそら診断」を始めた。画期的な太陽光発電導入シミュレーションシステムと謳っているので、試してみた。
まずは、にこソラ診断のページに行き、住所を入力し、地図へ移動をクリックする。そうすると屋根が表示されるので、ドラッグして正確に合わせる。
次に、屋根の傾斜具合と設置するメーカーを選ぶ。メーカーはシャープ、京セラ、三菱、サンヨーしか選べない。そうすると、屋根が表れるので、そこにパネルを載せたい位置に図形を描く次に、屋根の傾斜方向を矢印で描く。その後、診断をクリックすると診断結果が表示される。
そこで、出た診断結果を分析してみる。
(1)設置パネル発電量
診断結果は1.72kW設置可能となった。実際の設置状況と大体同じ感じで絵を描いたはずだが、実際の設置kW3.823とは大きく異なる。しかし、まあこれは仕方ないか。goolgeの地図を使って衛星写真を利用しているため、そんな正確に計算できるわけがない。むしろ、こんなこと良くやったとほめてやりたい。従って、正確な設置kW数を計算するのは無理。それに、googleの詳細な地図が表示されない地域はいくらでもある。家内の実家の奈良県を調べてみたが、案の定表示されなかった。
以下、検証は1.72kWがあっているとしての検証とする。
(2)年間CO2排出抑制量
分析結果では602kg。我が家では設置ほぼ1年になる。液晶パネルで見ると年間累積で837kg。これが3.823KW分であるから、1kW当たりのCO2排出抑制量は我が家の場合は219kgに対して、350kgとかなり高めに設定してある。
(3)年間予想発電量
次に、年間予想発電量を検証する。予想では1910kWh。我が家ではほぼ1年で4651kWh。1kW当たり、予想では1110kWhだが、我が家では1217kWh。これは低めになっている。これは屋根の勾配や方角も影響する。
(4)家計貢献度。
これは、売電電気料と安くなった電気代との合計となる。予想では73372円。我が家の場合は、検証に時間がかかるので、後日紹介する。
(5)補助金情報
最後に補助金情報に関して。春日井市の補助金は今年度は修了しているため0円となっている。国の補助金は1.72kWで12万円となっている。従って1kW当たり7万円。この額は次年度は間違いなく下がるだろう。環境ビジネス.jp によると1kW当たり4.8万円となると予想している。今のところ発表されていないのでわからない。
さて、以上データを検証してみたが、あまり信憑性はないような気がする。試みとしてはgoogleのAPIを利用して非常に面白いと思うが、これだけを信用するのは良くない気がするな。
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